サイダスのブランドデザインと、3人のデザイナーの話。

2020/03/24

みなさん、こんにちは!
先日サイダス公式Instagramでも公開されたのですが、サイダスに新たなオリジナルグッズが追加されました。その名も

「サイダス・ウォーター」

まん丸のコロコロしたフォルムと、クリアなブルーのラベルが最高に可愛い。大事なことなのでもう一度言います、最ッ高に可愛い!社内でも「可愛い!写真撮りたい!Twitterにあげたい!」と大好評。
デザイナーが在籍しているブランド戦略部のクリエイティブチームが制作したそうで、実はここ数ヶ月の間、ずっと「作りたい!作ったら絶対可愛いもん!」と、ことあるごとに騒いでいたんだとか(笑)

サイダス史上・初のドリンクグッズなので、残念ながら今回は東京オフィス限定とのことなのですが、ゆくゆくは沖縄本社・限定ボトル制作の話があるとかないとか・・・(ぜひ作ってほしい!)

さて、今回は、そんなサイダスのブランドを形成する様々なツールと、それに関わる3人のデザイナーさんのお話をしたいと思います。

ユーザーサミットの記事などをご覧の方はお気づきかと思いますが、以前からブランド戦略部のクリエイティブチームでは、オリジナルグッズ・ノベルティの制作に力を入れていて、ブランドイメージを保ちながら、新しさと遊び心、そして見た人の思い出に残るようなノベルティを目指しているんだそうです。

そこにはデザイナーならではのこだわりと、サイダスブランドへの強い想いがありました。

サイダスブランド、新たな時代の幕開け『リブランディング』

昨年2019年の2月、サイダスはブランドを再定義しました。コーポレートサイトの改修をメインに、シンボルマークの誕生や、ブランドパターンを確立。一度サイダスを離れ、1年半の時を経て帰還した現・ブランド戦略部部長である麻美さんを筆頭に、セルディビジョンとの沖縄合宿を経て誕生したブランドです。

リブランディングの当時を熱く語る記事はこちら(前編)▼

セルディビジョンさんのサイトにも、サイダスのブランディングエピソードが掲載されています!▼

新しくなったサイダスツール


リブランディングに合わせて、サイダスメンバーが普段使うツールも新しくなりました。
社員全員が持つクレドには、サイダスパターンが全面にあしらわれています。
残念ながら個人名が出てしまうため、写真に名刺は写っていないのですが、社員全員が使う名刺にも、このパターンがあしらわれています。
名刺の裏面には「どこまでも永遠に繋がるブランドパターン」がポイントだそうで、同じ人の名刺でも複数の柄があるんだとか。
他のサイダスメンバーの名刺も合わせれば、パズルのようにどこまでも組み合わせることができるようです。なんだかたくさん集めたくなってしまいますね。

また、デザイナー陣曰く、名刺やクレドだけでなく、封筒も紙の白さや絶妙な風合い、サイダスブルーの見え方など、綿密に計算されて作られたんだとか。

そして社内外で特に目を引いて人気なのが、台紙までしっかりデザインが組み込まれているステッカー。マットな質感の白と、サイダスブルーが美しい仕上がり。サイダスメンバーもPCなどに貼って楽しんでいます。存在感がありながら、貼る場所を選ばない丁度良いサイズ感。結構みんな貼ってるんですよ!

新たなターニングポイント『守りながら、進化する。』

2月のリブランディングから継続的にブランドをアップデートしていたクリエイティブチーム。
ここで大きな変化を生んだのは、製品カタログでした。リブランディングから半年が経った頃、カタログの表紙のデザインをリニューアルしました。
デザインに当たったのは、クリエイティブチーム・デザイナーのヨンさん。現在は主にUI/UXを担当していますが、元はグラフィックデザイナーだそうです。
入社して1年半になりますが、所属部署に限らず、今やサイダスには欠かせることのできないデザイナーさんです。


ヨン:
普段から、統一感があるデザインを意識しています。例えば、コーポレートサイトやカタログなど、初めてサイダスを見る人にとっては色んな入り口がありますが、その入り口や順番に関わらず、見た人が、みんな同じ印象を持ってもらえるよう、デザインのイメージを統一することを大切にしています。
リニューアルしたカタログの表紙のデザインも、これまで統一して来たブランドコンセプトでもある「一人ひとりが持っている才能の形」を表現したかったんです。なので、色んな図形をパターンにしてデザインしています。
今後は、まだ少し先のことになるかもしれないですが、いつかこのコンセプトやデザインがもっと広く浸透していったら、少しずつシンプルなデザインに変えていきたいと考えてます。

これまでのブランドパターンは、ダイナミックなホワイトと、ふんわりと重なるサイダスブルーやパターンが特徴的でしたが、ヨンさんが新しくデザインされたカタログの表紙は、サイダスブルーを大胆に使った、モダンな仕上がり。
元あるブランドを守りながら、表現の幅を一気に広げたような今回のデザインは、クリエイティブチームにとっても、新たな刺激となったようです。
シャープで洗練されつつも、どこか甘さを残したようなデザインが得意なヨンさん。その絶妙なバランス感覚が、サイダスのブランドをアップデートしているんですね。

そんな美しいデザインを作るヨンさんの傍で、サイダスに入社して以来、ひたすらにイラストを描きまくっていると噂のデザイナーさんが・・・

同じくクリエイティブチーム所属のデザイナー湯浅さん。服装自由のサイダスでも珍しい、金髪がトレードマークです。
現在、コーポレートサイトからダウンロードできる資料には、湯浅さんのイラストが使われています。たくさんのキャラクターが登場しますが、実は全員ブランド戦略部のメンバーがモデルになっているんだとか。
その他にも、ユーザーサミットに関連した印刷物の制作や、ノベルティ制作を行なっているんだそうです。冒頭のサイダス・ウォーターも湯浅さんがデザインされたとのこと。


湯浅:
わたしはリブランディングされたサイダスのデザインを見て入社したんですけど、やっぱりデザイナーとしては、元あるデザインやイメージは、しっかり守らなきゃいけないな、って思います。色んなドラマがあってできたブランドデザインだからこそ、ずっと大切に扱っていきたい気持ちがあります。
でも、スタバとかのデザインを見ていると、ちょっと遊んでみるのもアリかも?って思う時がある。シーズンによってカップの柄が違って、可愛いし、見てて楽しいじゃないですか。ずっとイメージを守り続けることは大事だけど、なんだか見飽きてしまうようなデザインを続けていたら当然、人の記憶には残りづらいし、見る側の「きれい、かわいい、たのしい、おもしろい」そんなポジティブな気持ちも、生み出しにくくなってしまうと思うんです。
だから、これからは少しずつ、守るところはしっかり守って、遊べるところはちゃっかり・しっかり遊んじゃう(笑)そんな作る側も、見る側も楽しいデザインが、サイダスで出来たらいいなって思います。デザイナーだけじゃなくて、デザインとかよくわかんない、みたいな人もまるっと含めて、みんなで一緒にデザインを楽しんでいきたいんです。

守りながら遊ぶ。バランスが難しいところですが、柔らかくてキャッチーなイラストは、そんな湯浅さんの考え方から生まれているのかもしれませんね。

そしてこの個性豊かなデザイナーを集め、クリエイティブディレクションを担当しているのが、先にも出ましたブランド戦略部部長の麻美さん。


麻美:
元々サイダスでデザイナーをしていましたが、UI/UXを担当している時期、販促物や営業資料の時期、イベント周りのクリエイティブの時期など、タイミングによって注力する場所が様々な上、外部のデザイナーさんが入って仕事をすることも多く、ブランドイメージの確立ができていないことにも、もどかしさを感じていました。
一度退職し違う会社にいましたが、再度サイダスに戻ってくるにあたって、今度は「ブランドを育てる」意識を持った人を迎えデザインチームを作っていくと心に決めていました。ヨンさんも湯浅さんもポートフォリオを見て絶対会いたい!話したい!と直感で思ったふたり。作ることが大好きなんだなと感じた作品集は美しさや楽しさ、丁寧さがあり、きちんと見る人のことを考えて作っているのがすぐわかりました。
デザイナーの得意分野も違うからこそ、偏りなく幅広いデザインができるようになったし、チームとしていいものが生まれていくんだなと思っています。ブランドを正しく伝えていくためには、ビジュアルも言葉も様々なものに良質なデザインが必要です。デザイン事務所ではないからこそ、他のメンバーも巻き込んでデザインの重要性を伝えていきたいし、インハウスデザイナーだからこそ自社の売り上げを作り出す意識も必須で持っていてほしいです。
今後、サイダスがどこを目指し、私たちはどうやって「サイダスらしさ」を表現できるのか、そしてお客様とどういったコミュニケーションをとりながらブランドを育てていくのか、それらをいつも考えています。リブランディングから1年間経ち、私も今まで作ってきた「サイダスらしさ」にもっと楽しむ要素は入れていきたくて。若いメンバーも多いので、もっと新しいチャレンジを認めていける文化を醸成したい。クリエイティブは遊びや余白があってこそ!と思ってるのでガチガチになることないよう一緒に楽しんでいきたいです。

「ブランドを育てる」ことが「サイダスらしさ」を表現し、伝えることに繋がるんですね。
デザインやブランディングと聞くと、お客様とのコミュニケーション・売り上げなどとは少し遠い場所にあるような気がします。ですが、この「ブランドを育てて伝える」ことで、新たなコミュニケーションが生まれれば、これから先、様々がきっかけが生まれるのだと感じました。

サイダスのブランドが今も急成長しているのは、リブランディングという劇的な変化と、クリエイティブチームのブランドに対する強い思い、それぞれのスキルを駆使した結果、出来上がったものだったんですね。

新しいノベルティも続々と増えて、どんどんブランドが広がっているように思います。
これからも楽しみです!