CIを一新!その制作秘話に迫る!【celldivision×CYDAS リブランディング対談】(後編)

2019/07/25

前編ではリブランディングの背景にあった想い、沖縄合宿の様子をお伝えしてきました。後編では合宿での言語化を経て、ロゴマーク含めVI(ヴィジュアルアイデンティティー)がどのように作られていったのか、そして今後についてを語ってきました。

前編はこちら。

(みんなで書きに書いたラフスケッチのごく一部)

今回のリブランディング ではロゴ自体の変更はせず、そこにシンボルマークをどう組み合わせていくか、今後のVIをどうしていくか、最終的にFIXするまでに幾度となくやりとりを繰り返した。

(ボツになった作品も星の数)

麻美:
グォンさんはどうでした?合宿後にサイダスに入社してすぐにVIデザインに参加してもらうことになったけれど...


グォンヨンベク(株式会社サイダス マーケティングデザインチーム デザイナー):
本当にいい経験でした。社外のデザイナーさんと話し合いをしながら、できるものが見えるのがすごくたのしかったです。

麻美:
グォンさんがジョインしたことで、サイダスにデザイナーがもうひとりいるからセルディビジョンさんとお互いアイデアも出せるという状況になりました。ロゴマークの原案はグォンさんが出してくれたんですよね。もともと最初はすごくカラフルだった。


グォン:
カラフルでしたね(笑)

麻美:
かわいいけどあまりにイメージが違うと。
ただここを原点にお互いデザイン出し合いつつ、セルディビジョンさんと顔合わせてガッと集中して作り上げていって。本当にめちゃくちゃたのしかった。みんなの意見が取り入れながらも、こんなに決まるのが早いんだなと。

小牧:
色にしてもちょっとしたバランスにしても、画面に映しながら“ここもうちょっと大きく”とか、クイックに決まって。それこそ内部にデザイナーさんがいるっていう会社さんとのお仕事って今までなかなかなかったですし、デザインに対してはお任せしますという会社がほとんどで、一緒につくっていく感覚は新鮮でおもしろかったですね。合宿第二弾みたいな。“明日行ってもいいですか?” “ぜひ!”みたいなスピード感で。

麻美:
“丸が若干小さくみえるから”とか“小さくした時ちょっと潰れてみえるからもうちょっと間隔開けたい”とか、ディスプレイを一緒に見ながら作業することでサクサク調整していけました。
こういったすごい細かい最後のツメの部分も含め、口に出さなくてもわかってくれる感覚が初めてだったのですごいうれしくなっちゃいました。社内のデザイナーが増えたような感じでありがたいです。

(展開案も山のよう。ボツにするのがもったいないものだらけ)

小牧:
デザインって細部に神が宿るって言われるように、わからないくらいの調整を重ねていくけれど、それって口に出していうことでもないですし。それをお客さん側にわかってもらえたのも私たちとしても初めての経験でうれしかったです。

松岡:
サイダスさんは対等な目線で接してくれる感じがすごいなあ、と。パートナー、同じチームとして接してもらっているのをすごく感じました。

麻美:
最初に合宿したからこそコミュニケーションが築けていたし、想いがまとまっていてよかったな、と思うことが多々ありましたね。


決定したロゴマーク。

図形の集合体で個性を表現し、どんな人も働きがいを持って仕事で輝ける世界をつくるために“働く景色を一変させる”意志を込めた。図形は人が寄り添っている姿にも見え、どんなにAIやテクノロジーが発展してもその中心となるのは必ず「人」であるということも表現している。

マーク展開の難しさと、とまらない北欧感

サイダスらしい世界観を確立するために。

麻美:
セルディビジョンさんがVIの展開をばーっと出してくれたりしたのはさすがだなあ、と思いました。私たちも結構パターン作ったりいろいろ模索していたんですけど、“とまらない北欧感”みたいな(笑)そこはセルディビジョンさんのアウトプットがすごかったですね。こんなアイデアがあるんだ、と。

小牧:
ロゴマークも現場でつくっていた経緯もあったので、思い浮かんだのぜんぶ出しちゃえ!みたいな感じだったんですよね(笑)7-8くらいはパターン展開だして。

麻美:
これは自信ないですっていいながらだしていたものもありましたよね。

松岡:
それができるお客さんっていないですよね(笑)
普段絶対そんなことしないのに、関係性が特殊でした。

麻美:
今後このマークを使って私たちでデザイン展開を作って行くので、最初にイメージを統一しておかないとまたどんどんずれていっちゃうだろうなと思っていて。だからその点はすごくよかったですね。

松岡:
確かに社内にデザイナーがいる会社さんのブランディングをすることってあまりないので、どこまで共有できるかっていうところはありました。

麻美:
ひとりで作るよりみんなで作った方がアイデアも広がりますし、本当にいい経験でしたね。

webサイト、クレド、名刺、封筒などにロゴマークのパターンをあしらってサイダスの世界観をつくっている。

“ブランドを育てていく”ということ。

タネを作ったここまでと、育てていくこれから。

麻美:
社内的にはリブランディング終わったみたいな気持ちかもしれないんですけど、今からはじまる部分で、これからですからね。

服部大吾:
ほんとこっからですからね。タネをつくっただけ。お手伝いは引き続きできますけど、発芽させるのも、育てるのもサイダスさん次第なので、サイダスらしさがちりばめられるまでには時間がかかる。量と質と出し続けないと浸透しない。
少なくとも、3年ですね。

麻美:
3年かあ...

松岡:
浸透は一番難しいです。
アンケートしたり、またワークショップをして意識を揃えたり、地道ですね。

麻美:
なるほど。自社のブランド価値が上がったら、マーケティング部門はもちろん、営業さんもお客さんと接する時にはじめの印象が違うと思うんですよね。

松岡:
スタート地点が違いますよね。

麻美:
はい。私がセルディビジョンさん好きだったからお仕事したいと思ったように、ファンになってくれれば最初の印象が違うと思うので。ビジュアル然り、言葉然り、感じ方・考え方然り、今回つくったCIは必ず業務の端々に成果がでてくるとおもうんです。

もっと社内の皆さんに実感してもらうためにも、まずは私たちデザイナーが相談してもらえる間口を広く持っていかないといけないと思っていて。そして、なぜ古いロゴマークを使ってはいけないのか。なぜみんなで新しい名刺を統一して持つのか。ちょっとした資料を作るにも、見せ方の部分でしっかりブランドイメージに合っているのかを考えられるように、会社が少しずつレベルアップしていければいいな、と思いますね。
私たちはもちろん、みんなにもより会社を愛してもらえるように頑張りたいです。
みなさん、今後ともよろしくおねがいします!

服部:
たのしみにしています。意識合わせにも、セルディビジョンをぜひ使っていただいて。次はまた違うプロジェクトも動き出しますしね!(まだ内緒)

一同:
たのしみですね!みんなで一緒にまた作ってきましょう!

[編集・執筆] コトノハパーラー 店主 コピーライター 高野 瞳