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2021.6.15

エンゲージメントサーベイとは?その意味と行う目的をわかりやすく解説

組織全体の生産性を上げるために、エンゲージメントサーベイに取り組む企業が増えています。
今回はエンゲージメントサーベイの意味や特徴を解説するとともに、エンゲージメントサーベイに取り組む目的や、サーベイツールの活用ポイントをお伝えします。
また記事の後半では、サイダスの従業員からエンゲージメントサーベイツール導入以外の視点で、日々のエンゲージメントを高めるポイントや、エンゲージメントサーベイを推進するための方法を紹介します。

エンゲージメントサーベイとは


エンゲージメントサーベイとは、従業員のエンゲージメントを定量化(スコアリング)するための調査、または調査を行うためのツールそのものを指します。
サーベイは「調査する」という意味で、エンゲージメント(engagement)は直訳すると「約束」「婚約」という意味を持ちます。
企業活動においては、エンゲージメントを「従業員と企業(組織)との繋がり、関係性」という意味で使用します。また、エンゲージメントの頭に従業員とつけて「従業員エンゲージメント」とセットで使うことも多いです。
最近は従業員エンゲージメントへの注目度も上がり、エンゲージメントサーベイをはかるシステム・サービスも続々と登場しています。

従業員満足度とエンゲージメントの違い


従業員満足度(Employee Saticefaction)は、従業員の仕事に対する満足度を示す指標のことで、ESと略されます。
給与をはじめ、企業から従業員に与えられた休暇の日数・福利厚生・職場の人間関係などのさまざまな条件や環境に対して、満足しているかどうかを調査するのがESです。
対してエンゲージメントサーベイは、組織と従業員の双方の繋がりを図るものです。 具体的には、組織の使命・理念・行動指針(MVV)の浸透度合いや他者推奨度などを測定します。

エンゲージメントサーベイが必要になった背景


従業員が企業から与えられたものに満足しているかどうかを確かめるために、従来は従業員満足度を重視する傾向がありました。しかし、その指標だけでは、従業員が組織への貢献意識を持っているかどうかまで測定できないため、エンゲージメントサーベイが必要になってきました。
従業員エンゲージメントが高い状態とは、従業員が組織の理念や目標を理解し、自ら組織に貢献する意図を持って業務に打ち込んでいる状態です。
常に従業員エンゲージメントの高い状態を維持し続けることで、組織と従業員の繋がりがより一層深まっていき、その結果として組織全体のパフォーマンスの向上に繋がっていくのです。

エンゲージメントサーベイを実施する目的

企業を取り巻く環境は大きく変化しています。従業員がやりがいを持って仕事に取り組める環境を実現するには、エンゲージメントサーベイの目的を明確にする必要があるでしょう。
ここでは、企業がエンゲージメントサーベイを実施する目的を4つ取り上げて説明します。

①組織課題を可視化する


企業と従業員の繋がりが弱ければ、ESも業績も低くなります。離職率も高くなり、新規採用も難しくなるなど、どんどん負のサイクルに陥ってしまう可能性が高いです。
「従業員が満足していない」「思うように力を発揮できていない」という現状課題を可視化するためには、エンゲージメントサーベイが必要です。
単に業績の高低をはかるだけでは意味がありません。なぜそのような結果になるのかという過程を可視化しなければ、組織の課題を突き止めることはできないからです。
また、最近ではウェルビーイング(well-being)の考え方も浸透し、従業員がどれだけ幸福に働けているのか?という視点も重視されています。従業員が働く環境が「身体的・精神的・社会的」に良好な状態にあるかどうかエンゲージメントサーベイを使って確認し、組織課題を見つけていくことが重要です。

②従業員について理解を深め、離職を防止する

企業からの一方的な人事評価だけでは、従業員が何を考えているのかまで理解を深めることはできません。また、ESを確認しても、それは単純に企業が与えた環境への満足度を測るに過ぎず、従業員本人の考え方や今のキャリアに対する悩み、指向性まではなかなか掴めないでしょう。
そのため、従業員を多角的に観察して情報収集をし、理解を深めるという目的でエンゲージメントサーベイを実施していく必要があります。
サーベイを行った結果、従業員が考えていることと企業の望む方向とは異なることもあるかもしれません。「どのようなギャップが生まれているのか」「企業の伝えたいことがどこまで伝わっているのか」など、従業員に対する理解を深めることで離職防止の対策を打ちやすくなります。

③人事施策に活かす

組織の課題を可視化できれば、従業員の個性や考え方などを理解しやすくなり、そのデータを人事施策に活かすことができます。
エンゲージメントサーベイは、組織と従業員の繋がりを見える化して、組織の隠れた課題や予兆を発見する目的があります。企業が抱えている課題へどのようにアプローチするかを検討し、今後の人事施策に活かすためにも、エンゲージメントサーベイは必要不可欠です。
企業が従業員のコンディションの変化を定期的に察知し、個別面談や環境整備などで従業員一人ひとりのフォローなどを行えば、従業員のモチベーションや仕事に対するやりがいが向上して、定着率アップに繋げることができます。

④エンゲージメントサーベイを通して従業員エンゲージメントを向上する

エンゲージメントサーベイを行って、企業の抱える課題を可視化し、従業員への理解を深め、人事施策を継続的に行う。このサイクルを回すことが、従業員エンゲージメントを向上させていくために必要です。
エンゲージメントサーベイは極論、従業員のエンゲージメントを向上するのが大きな目的ともいえます。
ただし、エンゲージメントサーベイをしても勝手にエンゲージメントがアップするわけではありません。エンゲージメントサーベイは、あくまで組織の課題を可視化するための指標に過ぎないためです。大事なことは、明らかになった課題ときちんと向き合うことです。
エンゲージメントサーベイで見つけた特定の個人課題を追求するのではなく、従業員と一緒に解決方法を検討し、働きやすい環境について考えることが大切です。

⑤業績をアップさせる

エンゲージメントサーベイの最終的なゴールは、企業の業績をアップさせることにあります。
厚生労働省による「令和元年版 労働経済の分析」によると、働きがいと労働生産性には相関関係があることがわかっています。従業員が働きがいを感じることで、従業員の主体性が高まり、仕事のパフォーマンスも向上していきます。結果として、生産性アップにも繋がるのです。
限られた人員で最大限の利益を生み出すには、エンゲージメントサーベイを実施し、一人ひとりが常に能力を発揮できる環境を整えなければなりません。従業員と組織の間に信頼関係が生まれ、仕事に前向きに取り組めるようになれば、生産性の低下を防ぐことができます。

エンゲージメント・サーベイの活用ポイント

エンゲージメントサーベイを導入する目的や得られるメリットがわかっていても、正しい方法で活用しないと、期待した効果を得ることはできません。どのような点に注意しながら導入すればいいのかを把握しておくことで、スムーズな導入が実現します。
ここからは、エンゲージメントサーベイの活用ポイントについて紹介します。

エンゲージメントスコアとは何か理解する

エンゲージメントスコアとは、エンゲージメントを左右する10~12項目の項目を用いて、従業員の組織に対する愛着心を数値化したものです。
エンゲージメントサーベイのサービスは多種多様ですが、一般的にはエンゲージメントスコアを用いて、組織と従業員の繋がりが良好かどうかを確認します。
実施方法はアンケートが中心となりますが、「こうすべきである」という絶対的な方法はありません。現在は多くの企業が手探りで導入している段階ですが、従業員の本音や組織の課題を明確化し、リアルタイムで対策が取れる指標として注目されています。

従業員にエンゲージメントサーベイを行う目的を伝える

企業が一方的にエンゲージメントサーベイを実施するだけでは意味がありません。エンゲージメントサーベイは、従業員本人にどのようなメリットがあるのか、どんな目的で実施するのかなど、丁寧に説明をしましょう。
フィードバックは誰にするのか、結果をどのような形で活用するのか、といったことまで説明して従業員の不安を取り除くことが大切です。

従業員がエンゲージメントサーベイに取り組みやすい環境を作る

エンゲージメントサーベイを行うためには、さまざまな従業員情報を取得しなければなりません。
調査をすることが目的になってしまわぬよう、従業員が主体的に協力できる環境をつくることが大切です。
エンゲージメントサーベイを実施する際は、ITツールの利用をおすすめします。従業員が長期的に取り組みやすいツールやサービスを導入すれば、従業員への負担を減らすことができ、より満足のいく結果を得られるようになります。

継続して行う

エンゲージメントサーベイは継続してスコアを取り続けないと、満足のいく効果を期待できません。
一度エンゲージメントサーベイを実施して企業の抱える課題を解決できたとしても、時間が経過すれば新たな課題が浮上し、それに対する改善策が必要となります。
結果を出すには単発で終わらせずに、PDCAをまわしながら半年・1年という長期的なスパンで取り組み、組織全体をブラッシュアップしていくことが大切です。

エンゲージメントサーベイを後押しするには?サイダスの従業員に聞いてみました

今回はエンゲージメントサーベイというテーマでお話してきました。エンゲージメントサーベイのツールもいろいろありますが、サイダスが提供しているタレントマネジメントシステム「CYDAS PEOPLE」の様々な機能を組み合わせて、エンゲージメントサーベイの推進をしていきませんか?
ここからは、従業員の視点になって企業にエンゲージメントサーベイを導入するポイントや結果を出す方法、CYDAS PEOPLEのおすすめのサービスを紹介していきます。

いかに従業員を巻き込めるか?

末吉さん:一人ひとりの従業員を巻き込んで、個々の才能を引き出していくことが、サイダスがもっとも大切にしているスタンスです。 従業員の個性を活かしていく、それぞれの能力を引き出していくためには、ただ人事管理システムを導入するだけでは意味がないと思います。
エンゲージメントサーベイを実施する際も、従業員をいかに巻き込めるかが大事なポイントとなります。特にエンゲージメントサーベイは、継続してスコアを取らないと効果を期待できません。そのため、「従業員が長期的に使い続けられるかどうか」という点を意識して、ツールを選ぶようにしてください。
CYDAS PEOPLEは、日々のタスク管理や掲示板機能でSNSのような投稿をしたり、1on1の予定を送るなど、従業員が日常的に使える機能が充実しています。従業員に毎日使ってもらえるような、親しみやすいUXUIを重要視して開発をしていることもこだわりです。
企業側の視点だけで選ぶのではなく、「従業員が使いやすいかな?」という目線でサービスを選ぶことが大切です。

調査を行うだけはNG!従業員エンゲージメントアップにおすすめの機能は?

塩田さん:エンゲージメントサーベイが必要不可欠だとわかっていても、継続して実施するのは本当に大変ですよね。でも、大変だからといって調査を行っただけで終わりになっていませんか?せっかくデータが出てきたのに、何も取り組まないのはもったいないです! どのような人事施策を行うか迷った方は、CYDAS POPLEの「yui」という機能がおすすめです。yuiを使えば、チームメンバーの良いところを企業理念に紐付けて従業員同士で褒め合う文化を作ることができるので、エンゲージメントの向上が期待できます!
また、上司と部下のあいだで事務的な会話だけになりがちな企業は、1on1を支援するツール「1on1 Talk」も活用してみてください。会社ごとに定めたテーマに沿って意味のある対話を実施することができ、従業員のモチベーションアップに繋がります!

エンゲージメントは人事評価からも向上できる

末吉さん:エンゲージメントサーベイ専門のツールを使わなくても、日常的にエンゲージメントを高められることをご存じですか? 「いきなりエンゲージメントサーベイを導入するには、経営陣に説明するのが難しい」という企業様も、日頃行っている人事評価でエンゲージメントを高めることができます。CYDAS PEOPLEの「人事評価・目標管理アプリケーション」では、組織の目標と結びつけて個人の目標が設定できます。透明性を保った評価制度が実現され、従業員が「個人の成長が組織の成果に繋がっている」・「頑張れば評価される」という意識になり、モチベーションの向上から組織エンゲージメントを高めていくことが可能です。

まとめ

組織の隠れた課題や予兆、従業員と組織の関係性を客観的な指標にするには、エンゲージメントサーベイが必要です。さまざまなエンゲージメントサーベイがリリースされていますが、従業員を巻き込むには、継続して取り組みやすいツールを選択する必要があります。
サイダスでは従業員一人ひとりの才能を引き出すツール、従業員が入力しやすいサービスづくりを目指しています。また、貴社にとって必要な機能を柔軟にカスタマイズしていくことが可能です。

今回の記事を参考に、エンゲージメントサーベイの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

CYDAS PEOPLEのより詳しい内容を知りたい方は、以下より資料をDLしてみてください。

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