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2021.8.3

人材を活かす人材マネジメントとは|採用や評価におけるポイント

「人材マネジメント」は、人材を活かすために欠かせないスキルです。人材マネジメント能力が伴っていない状態では、チームを効率よく動かし仕事を進めることができないだけでなく、チームメンバーの早期離脱に繋がるなど、さまざまなリスクが発生してしまいます。

本記事では、マネジメントに悩まれている方はもちろん、これからマネージャーを目指している方は知っておきたい、採用や評価のポイントなどを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

人材マネジメントの意味・メリットとは?

人材マネジメントとは、企業の経営理念や組織的目標を達成するため、または持続的な競争力の優位性を維持・強化するために人材を活用する仕組みを作ることです。人材マネジメントは、他社に負けない自社ならではの特色や強みを作ることが目的であり、適切に実施することができれば、企業価値を高めることはもちろん、組織目標の達成に繋がりやすくなります。

また、4大経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」の中でも「ヒト(人材)」は、昔から企業が重きを置いてきた経営資源です。

近年では、人材不足問題や求める人材の変化、働き方の多様化など、社会や経済の変化によって人材マネジメントの重要性がより注目を集めています。

人材マネジメントは、よく人事管理や労務管理と混同されることがありますが、全く違う意味を持っているので注意が必要です。

企業理念や組織目標を達成するために、組織の統率を効率よくすることや従業員が持つスキルや経験などを最大限活用することが人材マネジメントです。

一方、人事管理は「採用・配置・人事考課」など、従業員の適材適所を目的とした雇用管理や勤怠などの労働時間管理、給与や退職金などの賃金管理を行うことです。また、労務管理は「福利厚生・労使協調管理」など、働く環境の構築を行うことが目的になります。

人材マネジメントを構成する要素(場面)

人材マネジメントはおもに、「人材採用、人材育成、人事評価、人材配置、退職」から構成されます。
各フェーズにおいて人材マネジメントのポイントが異なるため、要素ごとに分けて戦略を考えましょう。

人材マネジメントのベースは、他社との競争力を獲得するために、独自性のある能力を発揮できる人材を採用して育成することです。

また、従業員のモチベーションを維持して組織目標を達成するために必要な正しい人事評価ができる環境づくりも大切です。

従業員それぞれが最大限パフォーマンスを発揮するために、適材適所な人材配置をすることが重要になります。退職による離脱が発生した場合は、適切に引き継ぎをしてトラブルなく話しをまとめることが求められます。

人材マネジメントが企業にもたらす効果

人材マネジメントを適切に行うことによって、企業は持続的な競争優位性を持つことができ、自社ならではのオリジナルな能力を発揮することができるようになります。

自社にとってふさわしい人材を育成することにより、他社との競争に打ち勝つことができ、組織目標の達成にも繋がります。

人材マネジメントの効果を最大限発揮するためには、正当に従業員を評価できる仕組みを整備し、自社にとってふさわしい人材を育成することができる環境を構築しましょう。

スキルの最大活用

人材マネジメントは、人材を「人財」として最大限活かすことに繋がります。

4大経営資源の一つである「ヒト(人材)」は、個々のスキルや経験を最大限活用することがとても重要です。そして、個々の才能を活かすためには、人材マネジメントのスキル向上が必要となってきます。

具体的には、社員がどのようなスキルや経験を持っているのかを可視化し、把握することができる仕組を整備しましょう。また、自身のスキルや経験を社員自ら発信することができる環境づくりも大切です。

自立型組織の形成

組織に属している個々の能力を最大限活用することによって、自立型の組織が生まれます。

人材マネジメントを適切に行い、自立型の組織を形成することによって、組織目標達成に大きく近づくことができます。

自立型の組織を形成するためには、個々が能力を最大限発揮することができる、適材適所な人材配置を行いましょう。

エンゲージメントの強化

人材マネジメントの観点が社内で浸透すると、社員の状況の理解が深まり、社員が求めている環境と自社が与えることができるアセットの組み合わせの改善行動ができるため、社員のエンゲージメント向上にも繋がります。

エンゲージメントの向上は、社員一人ひとりの生産性が向上するだけではなく、離職率の低下も実現することができるでしょう。

エンゲージメントが低い企業は、優秀な人材を採用してもなかなか定着せず、組織が安定しないことはもちろん、離職に伴う採用コストもかかってしまいます。

従業員のエンゲージメントを向上させるために、正当な評価ができる仕組を整備し、適切な報酬が得られる環境づくりを行うことが大切です。

人材マネジメントに役立つフレームワーク

人材マネジメントをより効果的にするためのフレームワークを紹介します。フレームワークを活用することで、企業が抱えている課題や問題点を抽出し可視化することができます。

また、フレームワークを活用し、課題や問題点を整理することによって、効率的に分析することが可能になります。その結果、課題抽出から改善策実施のPDCAサイクルを回しながら進められます。

フレームワークを活用するメリットは、その他にも業務を体系化できることにあります。独自のフォーマットで整理するのではなく、広く一般的に用いられているフレームワークを活用することによって、業務の属人化を防止することにもつながるのでおすすめです。

SWOT分析

SWOT分析は、経営戦略や事業戦略を効率的に分析することができるフレームワークの一つです。「強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)・機会(Opportunities)・脅威(Threats)」の4つの要素に分類して分析します。

本来SWOT分析は、経営戦略を立てるために使用するフレームワークですが、人材マネジメントの分析にも応用することができます。

SWOT分析を実施するうえでのポイントは、客観的な目線で各要素を抽出することです。4つの要素を適切に抽出することができれば、人材マネジメントにおいての問題点や課題が可視化され、解決策を立案することができます。

TOWNS分析

「TOWNS分析」も人材マネジメントを行ううえでおすすめのフレームワークです。「強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)・機会(Opportunities)・脅威(Threats)」の4つの要素に分解して分析する点は、SWOT分析と同じです。

SWOT分析との大きな違いは、「強み・弱み」を「機会・脅威」の解決に密接に結びつけて分析するところです。同じ4つの要素を使った分析であっても、見方を変えることによって違う視点で分析することができます。

SMARTの法則

「SMARTの法則」は、目標設定や管理に活用できるフレームワークです。「Specific(具体的に)・Measurable(測定可能な)・Achievable(達成可能な)・Related(経営目標に関連した)・Time-bound(時間制約がある)」の5つの要素に分解して目標を設定します。

SMARTの法則を活用して定めた目標に取り組むことで、社員のパフォーマンスを把握することができ、目標達成の状況によって改善活動が可能となり、社員のキャリア形成に繋がります。

各フェーズごとの人材マネジメントポイント

「人材採用・人材育成・人事評価・人材配置・退職」のフェーズが人材マネジメントを構成する要素です。それぞれのフェーズが人材マネジメントを行ううえで、とても重要な要素になっていることを理解しておきましょう。

人材マネジメントを効果的に実施するには、構成要素をフェーズごとに意識したPDCAサイクルを回すことが大切です。次に、フェーズごとのポイントを解説しますので参考にしてください。

採用フェーズ:組織課題を明確にし戦略を合わせる

組織に必要な人材を決定するうえで、組織(経営)戦略との一貫性を持たせることが大切です。人材の採用は、組織にどのような人材を集めるのかを決定するだけではなく、組織目標の達成に大きく影響します。

組織の問題点や課題を明確にし、経営理念・組織目標を達成するために必要な人材の要素を洗い出しましょう。

そして、組織課題に合わせて何名採用するのか採用人数の目標を設定します。次に、どのようなスキルや経験を持った人材が組織に必要なのかを具体的に整理しましょう。

また、個々の人材が持つスキルや経験を意識することはもちろんですが、すぐに離脱しない人材を見極めることも重要なポイントです。

育成フェーズ:個々の目標と達成状況を見える化する

個々の目標や育成フェーズ(今どの段階にいるのか)を整理して、見える化しておきましょう。自らの強みを把握し、何ができるかを考えてもらうことによって、組織目標達成へのコミットメントが強くなります。

チームメンバーを率いて、組織目標を達成するためには従業員の育成は欠かせません。個々が持つスキルや経験、何ができるのかを整理し、必要に応じて研修やセミナーなどスキルアップの計画を立案しましょう。

また、従業員の育成環境を整えることは、離脱防止に直結する重要な要素でもあります。どのようにしたら従業員のエンゲージメントが高まり、離脱防止につながるのかを意識して計画を立てることが大切です。

評価フェーズ:公正でオープンに

「オープンな場での評価」と「個々で行う評価」を分けておきましょう。ただ評価するだけでなく、組織のビジョンと連動した評価をすることが大切です。

報酬だけでなく、日々の評価や感謝を贈り合える環境をつくり、従業員のモチベーションを維持します。会社として推奨される行動や成果を残した社員を適切に評価することで、自分がどのように組織目標の達成に貢献したのかを社員自身が実感できるようになります。また、個人の強みと組織目標がリンクすることを意識するようになります。

人材評価の基準は、ポジションごとに整備することが大切で、定量的な評価と定性的な評価をそれぞれ設定しておくことがおすすめです。

例えば、定量的な評価は組織目標の達成率と連動させ、定性的な評価は従業員ごとに課題を抽出し、どのように改善したかプロセスを評価するなどの方法があります。

配置フェーズ:タレントに即した適材適所を

従業員の適材適所を実現することは、組織目標の達成に大きく繋がります。従業員が自ら強みを発信できる、環境づくりをすることも大切です。

従業員一人ひとりの経験やスキル、やりたいことを具体的に整理します。どのような経験やスキルを持っている人材なのか、オープンにして把握しておきましょう。

適材適所を実現するために、定期的な配置転換などを実施することがおすすめです。組織の状況に合わせて柔軟に配置転換ができる組織づくりを意識しておきましょう。

退職フェーズ:タレントプールも意識する

退職者とのつながりを保っておき、アルムナイネットワーク(企業の離職・退職した人の集まり)の活用を意識しておきましょう。

アルムナイネットワークは、貴重な人材資源の一つとして活用することが重要です。退職者(OG・OB)と継続的なコミュニケーションを維持しておくことによって、再雇用やリファラル採用などの活性化につながります。

また、従業員が退職する際はトラブルなく、速やかに話しをまとめることが大切です。円満退職ができていない場合、アルムナイネットワークを有効活用できないことはもちろん、業界内での評判が悪くなるなどの企業リスクが発生します。

退職フェーズでは、従業員が退職する際に「どのような離職理由であるか」を明確に把握しておくことが大切です。退職理由を明確に把握しておき、人材マネジメントの改善に有効活用してください。

ツールで効率的に!タレントマネジメントシステムの活用

人材マネジマントは、組織戦略の全般に関わることであり、各フェーズでの留意点がとても多くあります。また、社員一人ひとりの経験やスキルを最大限活かそうと思った場合、管理がとても煩雑になります。

そのため、人材マネジメントには「タレントマネジメントシステム」を活用することが効果的です。多くのタレントマネジメントシステムが提供されていますが、タレントマネジメントシステムで管理される情報は常にアップデートされていないと意味がありません。

さらに、導入しても運用に乗せることができない場合も意味がないため、使い方がシンプルで社員が自ら更新したくなるようなシステムを選ぶことが大切なポイントです。

”人財”活用を成功させるなら「CYDAS PEOPLE」

「CYDAS PEOPLE(サイダスピープル)」は、多様な人材や働き方を管理することができるのはもちろん、個々のタレントを活かすことを目的につくられた人材マネジメントシステムです。社員が自ら更新したくなるシンプルで使いやすいUIによって、情報を新鮮な状態に保てます。また、情報の見える化、オープンな情報発信によって、コミュニケーションの活性化を実現することができます。

採用の課題を見える化し計画的・戦略的に

役員会議に必要なデータまで、サイダスピープルでは見える化することができます。サイダスピープルで作成したデータは、そのまま会議資料にも使えるので業務効率を同時に改善することができます。

また、採用の課題が見える化されることはもちろん、採用増員数に対して未来の売り上げシミュレーションができる機能を実装しているため、計画的かつ戦略的な施策を立案することができるのもポイントです。

個人の”タレント”を一目で把握

従業員全員が使える人材データベースであるため、他の従業員の経験やスキルを全社で共有することができます。

従業員それぞれの経験やスキルを共有することによって、適材適所を実現することができるのはもちろん、従業員同士のコミュニケーションが活発化します。

また、社員が自らの情報をアップデートすることができ、社員個々のスキルや関心ごとを把握することができます。

評価を贈り合いビジョンを共有してモチベーションもアップ

サイダスピープルでは、日々どのような行動や成果が、どのような会社の理念やビジョンを体現したものであったか、評価を贈り合うことができます。

評価を贈り合いビジョンを共有することによって、組織としての一体感が向上することはもちろん、個々のモチベーションアップにも繋がります。

1on1を効果的に

サイダスピープルには効果的な1on1の実施にも活用できます。システム上でスケジュール管理ができることはもちろん、事前に質問を共有したり、事後にフィードバックを送り合うことにより、一回一回の1on1の質を向上させることができます。

4大経営資源の中でも、他社との競争力を獲得するうえで欠かせないヒト(人材)は、組織にとってとても重要な要素です。

組織力を向上させるため、人材マネジメントに取り組んでいる方はもちろん、これから人材マネジメントに取り組まれる方も、ぜひサイダスピープルの活用を検討してください。

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