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株式会社イノベーション
導入規模:51〜100名  利用開始:2016年5月

システム導入で会社のさらなる成長の基盤づくりに着手できた
社員一人一人が活躍できる場を作りたい

2000年12月の創業以来、ITトレンド、BIZトレンドなどのオンラインメディア事業でトップランナーとして走り続ける株式会社イノベーション。2016年には東証マザーズにも上場し、更なる成長をとげられています。また、2005年頃には明確に規定されていたという「inno-ism(イノイズム)」。会社のMission、Vision、Valueを明確にしたもので、これをベースにした企業文化が社内に深く浸透している様子が見てとれました。
CYDASの導入は2016年、システム導入に至った経緯や、導入後の変化、今後の展開などを入社6年目の山宮様に伺いました。

※インタビューの内容は取材当時のものになります。

社名 株式会社イノベーション(Innovation Inc.)
創立 2000年12月14日
資本金 341,192千円
社員数 95名
事業内容 オンラインメディア事業 、 セールスクラウド事業
Webサイト https://www.innovation.co.jp/

inno-ismについて

株式会社イノベーション様の受付には、最近見かけることが多くなった「受付電話」があり、その横に名刺サイズの「Welcome Card」が置かれていました。カードには来客いただいた方のお名前、自分自身(今回の場合は山宮氏)の内線番号などが書かれており、裏面にはinno-ismが印刷されていました。とても素敵なアイデアでしたので、まずはこのWelcome Cardに代表される、イノベーション様の企業文化でもあるinno-ismからお話を伺いました。

ーinno-ismの考え方が社内に浸透しているようにお見かけしましたが、いつ頃決まったものなのでしょうか?

山宮氏:
設立は2000年12月14日なのですが、2001年には、既にinno-ismがありました。会社の方向性や人材に対する考え方などが明確になっているので、もちろん採用の際に企業文化に共鳴する社員を採用できるということもありますが、自分たちでも「それはイノベーションじゃない(自分たちの会社らしくない)よね」「これはイノベーションだよね」というような話もします。

ー企業としての軸がぶれない、ということでしょうか?

山宮氏:
そうですね。自分たちが誰のために何をするのか、ということが明確になっていると思います。

ー山宮様は入社5年目ですが、Wantedlyでプロフィールを拝見したところ、営業職として入社されて「人事への異動希望」を3回出されたそうですが

山宮氏:
そうなんです。実は、内定式の時から「人事がやりたい」と言っていました。入社後は営業に配属されやりがいはあったのですが、自分の想いを伝えておこうと希望を言っていました。

ーそこまでして「人事がやりたかった」理由を伺ってもよろしいですか?

山宮氏:私は学生時代から組織づくりを手掛けたりしていたので、外に向かっての仕事(営業)よりも、社内の環境を整えるような仕事(人事)のほうが力を発揮できると思っていました。また、将来は若い人が活躍できる社会を作りたいと考えているので、そのためには経営陣に近いところで仕事をする機会があるのも魅力でした。

ーコーポレートサイトによると2018年3月の社員数は88名とのことですが、現在の社員数は何名ぐらいですか?

山宮氏:
少し増えて、100名程です。正社員が80名くらい、アルバイトが15名程在籍しています。

株式会社イノベーション コーポレートデザインユニット ユニット長 山宮 克斗氏

システム導入の背景

ーサイダスを導入していただいたのは2015年ですが、システム導入の背景を伺ってもよろしいでしょうか?

山宮氏:
導入前は、社内作成した「人事情報システム(Accessベース)」やその他エクセルで管理していたのですが、一元管理されていないことやデータが蓄積されていないことによる作業工数と失うリスクが高いということから、システム検討が始まりました。

ー他社のシステムとの比較もされたと思いますが、その中でサイダスに決めていただいた理由は何だったのでしょうか?

山宮氏:
正直に言ってコスト(価格)の点はありました。特に会社の中でも「人事システムをどう活用していくか」といったことが明確になっていない状態で、コストはあまりかけたくない、導入後後悔したくないという気持ちはありました。いきなり高いシステムを入れてしまって、使いこなせないという事は避けたかったので。
もう一つには「今までやっていたこと(MBOを含む)がそのまま継続できる」という点ですね。システム導入でやり方が変わったり、今まで出来ていたことができなくなってしまうのでは、メリットはないと感じましたので。

ー経理のシステムとの連携を重視して、同じブランド(メーカー)のものを導入するという選択肢もあったと伺いましたが?

山宮氏:
確かにありましたが、人事のシステムは毎日経理のシステムと連携する必要がある訳ではないので、それよりも「人事情報を常に最新の状態で確実に管理して、簡単に取り出せること」を優先しました。

異動した社員の新所属でのスタートダッシュが早くなった

ーサイダス導入のご利益(導入して良かったと感じる点)を教えていただけますか?

山宮氏:社員に関する情報が蓄積されていて、過去の情報もすぐに参照できる点は大きいですね。例えば、社員の入社時の採用試験のデータや過去の面談での発言、そんなものがすぐに確認できるので人事ではとても助かります。

この会社は部署異動がとても多いので、異動先のマネージャーに対象社員の「入社してからの履歴(所属部署の履歴等)」を渡せるのはとても便利です。これがないと、異動先の部署ではどんな経歴の社員が来るのかわからず、仕事を割り振る際にもその都度「こういう仕事をした経験はあるか、できるか」などと聞かなければなりません。異動する社員にしても異動先で自分の今までの歴史を語る、というのには違和感がありますよね。
その点では、サイダスの導入後、異動した社員の新所属でのスタートダッシュが早くなったと感じています。異動後すぐに戦力として活躍できる、ということですね。

ー社員の履歴(ヒストリー)が見られる、というサイダスの利点を有効活用してくださっているようでありがとうございます。履歴を蓄積できるという点で、ほかにメリットを感じられていることはありますか?

山宮氏:
社員の価値観や何を大事にしているか、というような情報も記録するようにしています。この会社では、やりたいことがあったら自発的に手をあげる、という文化があるのですが、そんな時にも記録を見て過去の発言なども確認しています。自発的に手をあげているとしても、その「やりたい事」に対する思いの弱さや、無責任さなどは厳しくチェックしますので。

ー山宮様は管理部門の責任者でいらっしゃいますが、管理部門として感じるご利益はありますか?

山宮氏:
弊社ではMBOが賞与と結びついているのですが、マニュアルで作業していた時代は情報の抜けや漏れがあって、チェックの手間が膨大でした。また、ExcelでMBOの管理をしていましたので、作業量がとても多かったと聞いています。私自身はMBOの実務を担当していないので、具体的な数字はわかりませんがリスクが減った(ミスが減った)ことと、工数削減になったことは事実だと思います。

労務関連でいえば、データが壊れない事はもちろんですが、給与の外注先との情報の連携も便利になりました。また、様々な分析、例えば社員の男女比とか平均年齢などといった数値が簡単に出せるのも便利です。特に上場してからはそういった細かい数字を要求されることが多く、また「今年の4月1日時点の情報」というように過去のデータを求められることもあるので、システムの存在はとてもありがたいです。

CYDAS MBO Cloud

サポート体制の良さが継続の最大要因

山宮氏:
沖縄のサポートの皆さんには本当に感謝しています。とてもサポート体制が厚いと思います。同じことを何度も聞いてしまうこともあるのですが、その都度丁寧に対応してもらっています。弊社のList Finderもサポート体制を評価していただいているのですが、ユーザーにとってはサポート体制がしっかりしているということは、とても大きいと思います。
困ったことはすぐ相談して、毎日のように電話をしてしまうのですが、時間をかけずに問題は必ず解決するので、安心してシステムを使うことができます。
サポートの方には、操作のことだけでなく要望に近いような事も言ってしまうのですが、迷惑ではないですか?

ーいえ、お客様からのご要望やご意見は私たちにとっての財産です。サポートと技術部門で情報を共有していますので、それによって機能が改善されたり追加されたり、ということもあります。

山宮氏:
今、会社の人事制度の見直しを計画しているので、その時には色々と要望をしてしまうかもしれません。

ーでは、その事はサポートのメンバーに伝えておきます(笑)。今、ご要望という話が出ましたが、何かサイダスのシステムへのご意見はありますでしょうか?

山宮氏:
そうですね、情報の登録、例えば何か新しいデータを登録しようと思った時の手順がもう少し簡単だと良いなと思います。機能が多いのは良いですし、運用中に新たな情報の登録ができるのもありがたいのですが、「このデータも登録しておこう」と思った時のハードルがちょっと高いです。手順を覚えてしまえば簡単なのでしょうが、慣れるまでに時間が必要かもしれません。
データ登録のための箱を用意すれば、後々便利なことはわかっているのですが、手がつけられていない事はあります。研修の履歴や資格の情報などをデータ化したいとは思っているのですが。

ーその時にもぜひ、サポートデスクへご相談ください。経営陣の方々からのご意見、ご要望などはありますか?

山宮氏:
今は社長しか情報にアクセスできないので、特に要望といったものを言われたことはありませんね。社長が社員のことに興味を持つようになったのは良いのですが、もともと社員愛の強い人なので時々教えられない(仕事には関係のない)個人情報を問い合わせてくるので、いずれ何かのタイミングで閲覧できる情報を制限しようかと思っています(笑)。

ー各部門の長の方、ユニット長の方にアクセス権限を付与するお考えはありますか?

山宮氏:
今のところはありません。例えば営業は28名ですが、サービスごとに4つのユニットに分かれています。部下の数が10名以下なので、今のところは一人一人に目が届いていて、社員向けのコミュニケーションツールの機能は全員が使っていますので、面談記録などはここで確認できているようです。
ただ、今後部下の数が増えたり、一人で2つのユニットをマネージするようになった場合には、権限を付与することも検討するかもしれません。

経営陣やマネジャーの手助けとなる人材の箱を用意したい

ー最後になりますが、今後の活用プランをお聞かせください

山宮氏:
スキルやWill(希望や要望)、モチベーションなどをデータ化して、タレントマネジメントに取り組みたいと思います。今後「新しいビジネスを考える」「人員の再配置を考える」というような局面になったときに、経営陣やユニット長たちのプランを手助けできる情報の詰まった「箱」を用意したいです。
この人材データの「箱」を活用することで、思ってもみなかった人材が浮上して、社員も会社も新たな可能性を追求することができるかもしれません。

inno-Ismが大事にしているのは「人」です。社員が自分の理想に向かって成長し、ステップアップすることができる、上司もそれを理解してサポートしてくれる、そんな環境を用意したいと思います。社員と会社の成長のための基盤づくりと言えるかもしれません。
同時に、今はスプレッドシートなどで管理しているデータをシステムに登録して、まだ手を付けられていない様々な分析もしてみたいと思います。

ー本日はありがとうございました。