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セガサミーホールディングス株式会社
導入規模:5001〜10000名  利用開始:2014年4月

人財価値の最大化には“革新者”の育成が必要不可欠
グループ各社のタレントのマネジメントと育成への取り組み

ゲーム/アニメ/玩具/アミューズメント施設の運営等を中心にした「エンタテインメントコンテンツ事業」や、パチンコ/パチスロの製造・販売を手がける「遊技機事業」、ホテル/テーマパーク等の開発・運営を行う「リゾート事業」など、広範な娯楽事業を展開するセガサミーグループでは、“人財価値の最大化“に向けて、「CYDAS」を活用しています。ここでは、セガサミーグループでタレントマネジメントを推進する2人のキーパーソンに、人財開発に対する戦略と、その戦略を遂行するうえでCYDASをどう活かしているかのお話を伺います。2人のキーパーソンとは、酒井祐介氏(セガゲームス 経営管理部)と、芝﨑幸一氏(セガサミーホールディングス エンタテインメントコンテンツ人事部)の両氏です。

※インタビューの内容は取材当時のものになります。

社名 セガサミーホールディングス株式会社(SEGA SAMMY HOLDINGS INC.)
創立 2004年10月1日
資本金 299億円(2018年3月31日現在)
社員数 7,606名(連結)
事業内容 総合エンタテインメント企業グループの持株会社として、グループの経営管理及びそれに附帯する業務
Webサイト https://www.segasammy.co.jp/

セガグループ全体でタレントの一元管理と可視化を実現

ー貴社のことは、世代の境を超えてきわめて多くの日本の消費者に知られていますが、事業の概要を改めて確認させてください。

芝﨑氏:
私たちセガグループは、前述の3事業の中で「エンタテインメントコンテンツ事業」を担っています。

酒井氏:
2015年にグループ組織を再編して、デジタルゲーム事業やアーケードゲーム事業、アニメ事業、玩具事業などをセガグループに集約しました。現在は、セガホールディングス傘下で、「セガゲームス」「セガ・インタラクティブ」「セガ エンタテインメント」といったグループ会社が、それぞれの得意分野に集中しながら、シナジーを発揮できる体制を整えています。

戦略的人事情報は現場に埋もれていた
―プランナー、デザイナー、エンジニアなど、開発系職種が約7割を占める現場

酒井氏:
タレントの一元管理と可視化を進めていたのは、組織再編に先行するかたちでの2013年上半期ぐらいからです。当時も今も変わらないですが、セガグループの組織としての特徴の一つは、プランナー、プログラマー、デザイナー、エンジニア、サウンドクリエーターなど、コンテンツ制作に直接携わる“ものづくり系の人員”が、全体の約7割を占めている点にあります。その中で、機能別に部署が組織され、プロジェクトに応じてそれらの部署の社員が集まり、チームを編成する体制を敷いています。そのため、入社以来どんなプロジェクトに関わったのか、どのようなスキルを持っているか、などの現場に近い情報は散在してしまっているという状況でした。

セガゲームス 経営管理部 酒井 祐介氏

社員のスキルや経験などの「キャリア情報」が見えない
―欲しい情報が集められていない

酒井氏:
そのような状況ですから、組織がどのような状態になっているか、どんな悩みを抱えているか、といったそれぞれの組織課題についても把握ができておらず、人事部門としても基本的な人事情報は持っているものの、各事業に寄り添いビジネスのパフォーマンスを最大化するための“人と組織”への支援が思うように進まないという状況でした。

ーこれらの課題の解決策としてCYDASの導入につながったわけですね。

酒井氏:
そう言えます。セガグループの人事部門では“人財価値の最大化”を目標として掲げ、基本的な人事情報に加え、現場に埋もれがちな人事情報を集約し、戦略的に活用できる形で可視化することで、多様な個を活かし、全社戦略を強力に推進する方針を打ち出しました。
その際に、タレントマネジメントの仕組みとして、CYDASを導入したのです。

現場での使いやすさがCYDASの採用の決め手

ーなぜCYDAS導入を選ばれたのでしょうか?

酒井氏:
それは「高い操作性」と「柔軟なカスタマイズ性」、そして「クラウドサービス」という3点に集約できると言えます。ユーザーインタフェース(UI)の使いやすさやカスタマイズの簡単さという点で、比較した数社の中ではCYDASが最も優れていました。加えて、インターネットに接続できる場所なら、社内のリモートアクセスを通じてどこからでもアクセスできるという点も魅力的でしたね。

芝﨑氏:
セガの組織風土としても、組織を戦略に応じて再編したり、プロジェクトの組成に柔軟に対応する形でチームが編成されることが多々あります。そのため、各部署のマネジメント層が、新しい部下の情報やそれまでの現場での経歴/スキル/成果を正確に把握し、いつでも部下のことを知ることができる、そこも大きなポイントでした。

酒井氏:
私たちはこのシステムを「人事が使うもの」ではなく「現場でマネジメントが使うもの」と位置付けていたので、直感的なわかりやすさや操作性の良さは大きな決め手でした。今までは、わざわざ人事に問い合わせをしなければならず、タイムリーに現場で判断することが難しい状況にあったわけです。そのため、現場の活用したい情報がまとまっていて、自分たちの組織管理に活かすことができるという点も非常に重要でした。

セガサミーホールディングス エンタテインメントコンテンツ人事部 芝﨑 幸一氏

様々な情報を組み合わせることで現場の人財開発を支援

酒井氏:
CYDASの導入は2013年下半期からはじまり、2014年には運用を開始しました。その間、人事部門が集中的に取り組んだのが、数千人に及ぶセガグループ社員の人事情報を漏れなく収集することです。

芝﨑氏:
人財開発を進めるうえで、まず必要なのは、社内の誰がどんな経験を積み、どんなスキルを持ち、どのような成果を上げているかの情報を掌握することです。ですから、まずはそれらの情報を徹底的に集めることから始めたのです。

酒井氏:
導入当時(2014年)のCYDASは現行のシステムとは異なり、機能がそれほど充実していませんでした。ですから、私たちが望む機能の実装をサイダス社に依頼して対応してもらうことで、弊社ならではのタレントマネジメントシステムを構築しました。その際のサイダス社の対応の良さには、今でも感謝しています。

人財の可視化で生まれる新しい気づき
評価運用の作業工数軽減による生産性向上も

酒井氏:
人財開発を含むタレントマネジメントを推進する上では、社員の情報を可視化することが何よりも大切で、その情報を常に新鮮に保つことが成功の秘訣と言えます。実際、私たちもCYDASによる人財の可視化によって、様々な情報を一括で見ることができ、「この人財は、こんなこともできるのか」といった新しい気づきが生まれるようになりました。また、従業員満足度調査などと連携することで、新しい角度から組織の課題に対してアプローチすることができるようになっています。

芝﨑氏:
CYDASの導入は、目標管理と人事考課にかかわる業務負担の大幅な軽減にもつながっています。セガグループにおける目標管理は、Excelのシートをメールに添付して回答するという形式でした。つまり、数千名の社員に対して、Excelシートを配布して記入を促し、集計・確認して、人事給与システムに情報を入力していたわけです。その工数は膨大で、人事部門に大きな負荷がかかっていました。また、現場でもExcelファイルの管理に苦労を強いられていたんです。それがMBOの導入後は、社員がCYDASに直接データを入力し、評価の確認もWebで行うことが可能になりました。これによって目標管理の事務的な工数も軽減されました。

酒井氏:
セガグループでは目標管理を半期ごとに行っていますが、その際に、どのようなプロジェクトにかかわり、どんな成果を上げたのかを蓄積できるようになり、情報として活用できるようになりました。それらの情報を活用することで、適材適所の配置、グループ内企業間での異動、グループ横断的なプロジェクトの編成などにも活かせるようになっています。

今後の展開

Be a Game Changer~革新者~であり続けるために

酒井氏:
現在、セガグループが採用しているCYDASの機能は、人財のパフォーマンス分析/育成アプリケーションの「Performance Cloud」と、目標管理・人事考課アプリケーション「MBO Cloud」の2つです。これらを、セガホールディングスとセガゲームス、セガ・インタラクティブに導入し、ほかのグループ会社への横展開も徐々にされています。
現在、多様な個を活かしていくためのベースとして、CYDASという仕組みを構築することができました。今後は、様々なニーズに対応するため、”人と組織”が持続的に成長していける仕組みづくりにCYDASを活用していく計画です。

芝﨑氏:
セガサミーグループ全体として掲げている企業のありたい姿(Vision)は、「Be a Game Changer~革新者たれ~」です。その中でセガグループでは、これまでもエンタテインメント業界の“Game Changer”として市場を牽引してきました。そうしたイノベーションの力を保ち続けること――言い換えれば、革新の“サステナビリティ(持続可能性)”を高く保つことが、人事部門の重要な目標の一つと言えます。その目標を達成するための人財開発プロセスをどう設計すればよいか、日々試行錯誤を繰り返しています。社員のキャリア/能力/成果を俯瞰してとらえられる仕組みはCYDASで整えることができました。それを活用し、セガサミーらしいタレントマネジメントや人財開発のあり方をこれからも追求し続けたいと思います。